ソーイングで便利であるナイロン糸のまとめ

■ナイロン糸の概要|ソーイング特集

ナイロンは、数ある合成繊維のなかでも世界で1番最初に開発された合成繊維です。このナイロンから作られる糸がナイロン糸です。

この繊維は元々女性のストッキング用として使われていたもので、軽量で水分を吸いやすいという特徴を持っています。用途としては防水加工を施された上でカッパやウインドブレーカー、スキーウエア、水着のような衣類に使われることが多いです。

また衣類以外ではギターの弦などにも使われており、日本でも日常的によく利用されている合成繊維となっています。

■ナイロン糸を利用する際の注意点

ナイロン糸のような化学繊維で作られた糸は、一般的に強度が非常に高いことで知られています。しかも強度が高いだけではなく伸縮性も兼ね備えているという特徴を持っており、工場で生産することができるため、絹のような繊維に比べて非常に安価に買い求めることが出来ます。

ソーイングの際にも、そのコストパフォーマンスと引っ張っても切れづらいという使いやすさから人気がある糸です。ですがその反面、ナイロンは熱に非常に弱いという性質を持っています。

実際、市販品などでもよく肌に触れ合うパンツには殆どの場合ナイロンは使われていません。それは、肌と繊維がこすれ合う時に生まれる摩擦熱で繊維が溶けてしまうことがあるからです。靴などで麻糸がよく使われるのも、これが理由です。

ナイロン糸は非常に使いやすい糸ですが、あまりにも物や肌と触れ合うようなものを縫うには、そこまで適しているとは言えないかもしれません。

■ナイロン糸の上手な活用法・利用シーン

ナイロン100%のナイロン糸は直線縫い部分に使用されるミシン糸です。伸縮性が高く生地の伸び縮みにも対応する優れものです。その強度の高さから厚手の布や靴、鞄、革、シートなど様々な製品に使用可能で、豊富な色があるのも魅力的です。

ナイロン糸には様々な種類があり、透明ミシン糸は色が目立たずどのようなものにも使え、ウーリーナイロンは飾り縫いからかがり縫いまで幅広い用途に対応しソフトな風合いには定評があります。

また、レジロンミシン糸はナイロン特有のエラスチック性を生かして特殊な樹脂加工を施しており、糸の抱合力をアップさせて布地や肌に優しくフィットします。


    

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