ソーイングで便利であるアクリルの情報とは

アクリルの概要|ソーイング特集

アクリル繊維はアクリロニトリルという石油から作られる合成繊維で、1944年に完成しました。この合成繊維はウール・コットン・シルクなどで作られる自然素材の繊維よりも比重が軽く、感触も比較的良好であるため様々な用途に活用されています。
また染めた時にどれくらい色が落ちづらいかということを示す染色堅牢度も良好で、他の繊維と混ぜ合わせて作られた織物や編物などを容易に作ることができ、様々な色の素材を使うことができます。

■アクリルを利用する際の注意点

アクリル繊維は強度が強く、光に長い時間晒されても劣化しづらく染め上げた後の色が落ちづらいという特徴があります。こういった特徴があるため、ソーイングに使われることも多くありますが、欠点も持ち合わせています。
まずこの繊維はナイロンやポリエステルのような合成繊維と同じく、どうしても熱には弱くなってしまいます。故意に溶かしてやることで、他の生地と組み合わせた際の伸び縮みや型崩れを防止するという使い方もありますが、アイロンがけなどをするときには注意が必要です。

また吸湿性が低いため、布団カバーのような湿度を吸うことを求められる製品には向いていません。これは合成繊維全般にも言えることですが、特に熱に関する取り扱いに注意をすることが、アクリル繊維を用いた製品を長持ちさせる秘訣になるでしょう。

■アクリルの上手な活用法・利用シーン

アクリルはふっくらとした感触と適度な保湿性があり、他の繊維と混紡して鮮やかな色彩を出すことができます。ウールに似ていますが摩擦に強く、耐久性・耐光性に優れ吸湿性が低いので濡れても乾きが早く、更に油性やカビにも強い特徴があります。
このような性質からアクリルは毛糸・ジャージ・セーター・靴下などのニット製品、服地、毛布、ぬいぐるみ等の玩具に、また綺麗な色が出せることからカーテンやカーペットなどのインテリア製品に使われます。

    

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